山形新幹線「つばさ」、2026年3月にダイヤ改正を実施

目次
- 山形新幹線「つばさ」、新型E8系車両への統一導入を全面実施!
- 山形新幹線「つばさ」運転時間4分短縮、東京駅発着時刻を調整へ
- 東京駅発:始発遅延・終発遅延/到着:始発繰上げ・終発繰上げで利便性大幅向上
- 山形新幹線「つばさ」最高速度300km/h化、特急料金値上げの布石か?
- 結語
山形新幹線「つばさ」、新型E8系車両への統一導入を全面実施!
2026年3月の東北新幹線・山形新幹線ダイヤ改正において、臨時列車を含む全ての山形新幹線「つばさ」は新型E8系新幹線車両への統一運用を実施します。
新型E8系は最高速度300km/hを達成可能で、従来の山形新幹線E3系の275km/hから速度向上を実現。これにより、E8系専用運用時には東北新幹線区間(大宮~福島)の運転時間が4分短縮されます。
ただし、十分な予備車両の不足により、従来は「つばさ」の大多数がE3系運用を維持。16往復の定期列車のうち、速度向上を実現したのは2往復のみでした。
今回の2026年3月ダイヤ改正では、16往復の定期列車に加え、臨時列車を含む全ての「つばさ」が300km/h対応のE8系車両を全面導入。これにより全線で300km/h運転を実現し、E8系専用ダイヤによる全区間の運転時間4分短縮を達成!東京~山形の標準運転時間は従来の2時間42分~45分から2時間38分~41分に短縮され、平均所要時間は2時間20分台を突破する見込みです。現時点で全便が東京~山間を2時間50分以内で運行(陸路・鉄道・航空の3時間快適移動閾値適合)していることを考慮すると、さらなる時間短縮の必要性は相対的に限定的です。
なお、E8系新幹線は2025年6月に相次ぐ故障が発生し、8月までE3系による福島折り返し減便運用を余儀なくされましたが、2026年3月のE3系からE8系への全面置換計画は予定通り実現します。
次に、山形新幹線「つばさ」の全線300km/h化後、東北新幹線がどのようなダイヤ調整を実施するかに焦点を当てましょう!
山形新幹線「つばさ」運転時間4分短縮、東京駅発着時刻を調整へ
では、山形新幹線「つばさ」のE8系全面導入に伴い、2026年3月の東北新幹線ダイヤ改正はどのように実施されるのでしょうか?
2024年3月16日及び2025年3月15日の過去2回のダイヤ改正を振り返ると、山形新幹線「つばさ」約2往復の運転時間短縮により時刻変更を実現:奥羽本線内(福島~山形)の運転時間を維持したまま、山形方面下り列車は東京発車時刻を4分遅らせ、東京方面上り列車は到着時刻を4分繰り上げていました。これは福島駅14番線及び奥羽本線単線区間の列車交換調整が必要であり、安易な4分調整では列車交換システムの混乱を招く可能性があるためです。
東京駅の発着枠に上限制約があるものの、既往の調整は時間帯交換により最適化を実現しており、今回も東京駅発着時刻の調整方式でシステム適応を完了すると見込まれます。
東京駅発:始発遅延・終発遅延/到着:始発繰上げ・終発繰上げで利便性大幅向上
では、山形新幹線「つばさ」の運転時間短縮後、始発・終発列車にはどのような変化が生じるのでしょうか?
前述の通り、東京駅の発着枠制約がある中でも、既往は列車時刻交換方式で「つばさ」の時刻を調整。このパターンに沿って具体的な変化を予測します:
東京発始発列車
「つばさ121号」新庄行き:東京6:12発→6:16発に4分遅延
これにより東京駅到着の在来線列車の時刻も相应して遅延します
山形発始発列車
「つばさ122号」東京行き:新庄5:40発→東京9:12着→9:08着に4分繰上げ
「つばさ172号」東京行き(土曜運行):山形5:59発→東京8:44着→8:40着に4分繰上げ
東京発終発列車
「つばさ159号」山形行き:東京20:44発→20:48発に4分遅延
「つばさ157号」新庄行き:東京19:16発→19:20発に4分遅延
東京着終発列車
「つばさ160号」東京行き:新庄19:57発→東京23:38着→23:24着に14分繰上げ
これにより東京駅の在来線接続時刻が前倒しとなり、一部駅の最終到着時刻が早まります。帰宅時間の早期化は常に喜ばしいことです。
ただし、全ての列車の前後に東京‐仙台間を運行する東北新幹線「やまびこ」が配置されているため、「つばさ」による東京‐福島間の始発・終発時刻変更は発生しません。また、山形新幹線「つばさ」自体、福島~山形区間の時刻調整計画もありません。純粋により多くの乗客が路線を利用できるようになり、旅行時間が短縮されるため、全てがメリットとなります。
山形新幹線「つばさ」最高速度300km/h化、特急料金値上げの布石か?
2026年3月までに、山形新幹線「つばさ」の車両置換計画では、7両編成15本のE8系で従来のE3系15本を置換え。速度向上で運転時間が短縮されても運行本数は変わらず、E8系は座席数が減少するため、立席特急券の発行可能性が増加し、却って収益減少を招く可能性があります。
では、なぜこのような不合理な速度向上策を推行するのでしょうか?遅延回復効率の向上やダイヤ柔軟性の強化だけが目的なら、福島駅構内の出場線複線化改造で十分実現可能です。
なぜ效益が限定的な速度向上を強行するのか?唯一の理由は:新幹線特急料金の値上げです。
2011年3月5日の東北新幹線速度向上以来、「はやぶさ」が300km/h運転且在仙台以北各駅停車にも関わらず、320km/h基準の付加料金を徴収し続けています。同様に、全ての「つばさ」が300km/h運転を実現すれば、付加料金徴収の口実となる可能性が高いです。
仮に「つばさ」に付加料金を課した場合、実際に追加徴収できるのは宇都宮~福島区間の210円のみです。2022年3月12日に山形新幹線が全席指定制導入時に100円値下げしたため、今回の値上げは明らかにその収益穴埋めを意図しています。
結語
2026年3月実施の東北新幹線・山形新幹線ダイヤ改正では、山形新幹線「つばさ」の新型E8系全面導入により、全便が300km/h運転を実現し、運転時間4分短縮が見込まれます。
速度300km/h化に伴い、山形新幹線「つばさ」の新幹線特急料金は最高210円の値上げが見込まれます。
新型車両の順次投入に伴い、今後の東北新幹線のさらなるダイヤ最適化に注目です。

